末永海産株式会社

海に近い工場で作った加工商品は
宮城のPRも兼ねる「名物」を目指して
石巻の漁師の手元から世界へ!

代表取締役社長 末永 寛太さん

昭和61年(1986年)創業の水産加工会社です。わかめをメインに、牡蠣、ホヤ、ホタテなどの沿岸養殖水産物と、他には昆布、ひじき、青海苔などの海藻類も扱っています。もともとはここ石巻で養殖業を営む家系でしたが、現会長が独立して弊社を興したので、本家は養殖、分家である弊社は加工、という分業のような形になっています。こうした経緯もあり、弊社では養殖は行わず、仕入れてからの加工を専門にしています。
弊社は、わかめをボイルして業務用に出荷する、という加工からスタートして、20年前くらいから牡蠣、震災後からホヤとホタテも加工するようになりました。仕入れも増え、漁師とのお付き合いも深くなってきたので、2013年に牡蠣、ホヤ、ホタテを剥く一次処理工場を建てました。ここでは漁師の仕事の一部を肩代わりするような作業をしています。弊社では独自の商品開発も行っていますので、工場を建てた事により、オリジナル商品の生産から出荷までの一元管理が可能となりました。海から上がった水産物の鮮度を維持したままで製品化し、出荷できるわけです。消費者と販路の無い漁師を繋ぎ、間に入る「食の安心・安全」といった衛生的な部分は弊社が管理する、という形です。このようなスタイルが上手く稼働し始めたのは3年前くらいからですね。
販路については震災前後で変わりました。震災前はスーパーなどの量販店が主な販売先でしたが、震災後は、添加物などに意識的な購買層が多い共同購入やレストラン、チェーン展開する外食産業、などからの注文が増えています。
私は弊社の商品を海外でも販売したいと考えています。そのプロモーションとして、海外のお客様をこちらに招き、海を見せて美味しいものを食べて貰い、そして弊社の工場を見学していただきたいなと。さらに日本酒や苺やお肉とか、水産物以外でも石巻から宮城三陸までを広くアピールできたら、と考えています。なんだかインバウンド事業のようになっていますが(笑)、石巻の海の幸を、世界に名だたる宮城の名産にしたいと思っています。

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納得のいく味ができるまで開発に2年かけて完成した「牡蠣の潮煮」全国水産加工品総合品質審査会農林大臣賞受賞。

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日本で初めて牡蠣の生産~加工までの一元管理で HACCP の認証を取得した工場。

中堅社員が語るキラリVOICE

弊社での勤続は23年目で主な仕事は経理です。私は転職組で、以前は地元の税理士事務所に勤めていました。そこを寿退社して暫くした頃、また働きたいなぁと思っていたら、現会長が社長だった時期に誘っていただいたんです。弊社は税理士事務所時代のお客様でしたから、経理の内容も見ていた、というのもありましたし、会長はお人柄もよいですし(笑)、迷わず入社しました。
震災前は、経理がメインのパートタイマーでしたが、震災後は、事務は私1人だけになって何でもやらざるをえなくなり、フルタイム社員になりました。子どもも大きくなって手が掛からなくなっていましたしね。今は私の他に女性事務員が3名いて出荷事務と衛生管理業務を分担しています。 3名とも20代なので、どうも母親的な目線で見てしまう時があって(笑)。でも自分の経験はきちんと伝えていきたいと思っています。
私は電話での営業や受注、さらにクレーム処理も行っていますので、お客様の声を直接訊く機会が案外多いんです。「美味しかったのでまた注文します」というお声などいただけると本当に嬉しくなります。海に近い所にある会社ですから「新鮮な商品をお届けできたんだ」という実感は大きいですよ。それと、社内的には現場と事務所、或いは現場と営業を繋ぐパイプ役も担っていると思っています。
経理の仕事の場合だと、毎月の締めや決算が一通りまとまって無事に終わると、達成感というかほっとしますね。伝票など1枚でも間違えたり中途半端にしたりしないよう、日々の物事を完成させるように心がけています。そうそう、この「日々の物事を完成させるように心がける」は、会長が社内に広めていますけど、実は私の昔からのモットーなんですよ、みなさんご存知ないようですけど(笑)。

末永海産株式会社イメージ4
  • 今井 真智子さん(40歳)
  • 出身地/女川町
  • 趣味/洗濯

<会社概要>

末永海産株式会社

  • 業種/水産業
  • 業務内容/水産加工品販売
  • 設立/昭和61年
  • 資本金/3,000万円
  • 代表者/末永 寛太
  • 従業員数/48名
  • 所在地/宮城県石巻市塩富町2-5-73
  • 電話/0225-24-1519
  • WEBサイト/http://www.suenaga.co.jp/
掲載日(平成31年1月)

求める人材像

末永海産株式会社イメージ5

キャラクター的には活力があって多方面にいろいろ気付ける人ですね。食品を作る会社ですから、料理好きや食に興味のある人は向いていると思います。工場には大型設備もあるので工業高校卒の若い人も歓迎です。石巻の水産業界は震災前までブラックと言われていましたから、弊社ではそのイメージを払拭できるよう、社員教育にも会社を挙げて取り組んでいます。

代表取締役社長
末永 寛太さん