株式会社I・D・F

防災・減災製品で命を守り、
まちの活性化も図る。
石巻の夢を形にする会社。

取締役会長 山本 憲一さん

当社は、防災・減災に役立つ商品を提供し、社会に貢献することを目標に掲げています。この会社の前身は、石巻市の産学官グループ交流会の自動車関連産業集積部会です。その活動の一環であるIM(イシノマキマシン)プロジェクトで、自動車関連の製品を開発していました。
2011年の東日本大震災が発生した際には、石巻市も甚大な被害を受けました。当日私は、仙台からの帰路にあり、車に乗ったまま被災し、津波に押し流されました。何とかドアの窓ガラスを割って車外へ脱出することで助かることができました。その被災経験から、FRS(Floating Rescue Seat)という自動車用シートカバー兼水難事故避難用装着具を開発しました。そして、このような商品を販売する組織が必要だと考え、当社を設立しました。
現在当社が取り組んでいるのは、東北大学未来科学技術共同研究センター(NICHe)が開発した工法によるリチウムイオン電池の量産です。このタイプの電池は、コバルト系の材料と比較すると容量は劣りますが、発火の危険性が少なく、安全性が高いというメリットがあります。また、容量の大きな電池を用途に合わせて少量多品種に製造できるため、家庭などの小規模電源需要に向いています。今後、県内を中心に活躍の場が広がると予想しています。
この電池製造方法は、多賀城市にあるみやぎ復興パーク内で、テスト生産中を行っております。製造した電池は、試験的に各所にて使っていただいており、「今年の8月に仙台市内で停電があったときも、重要なデータを消失せずに済んだ」と喜ばれております。
電池を製造する工場は、2019年6月に稼働の予定です。社員も現在の4名から20名に増員を予定しております。石巻の復興のためにも、この工場が基幹産業の役割を果たし、他の産業も発展し、地域に人が集まり、県および市が再び活気にあふれることを目指しています。

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旧小学校内の図書室、工場稼働後には品質保証グループの事務室にて使用する予定です。

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新工場にて製造を行う電池商品。

中堅社員が語るキラリVOICE

私は石巻市で生まれ、18歳まで隣の東松島市で育ちました。大学入学を機に首都圏に移り、卒業後は、システムエンジニアとして企業に勤務。2013年に石巻に帰郷後、2016年に当社へ入社しました。
私の現在の業務は、東北大学未来科学技術センターとの技術的なことに関するやり取り、機械設備や工場建築に関しての打ち合わせなどです。工場は2019年6月に始動予定です。今まで、このような業務の経験を全くしたことがなかったので、関係者の方々にわかりやすく説明していただきながら、一歩一歩進んでいる状況です。工場の立ち上げは大変な仕事ですが、それだけにやりがいも感じています。新工場では、「マンガン酸リチウムイオン電池」を量産する予定です。この電池は今後移り変わりが無い製品向けに長い期間、残していく必要があると考えています。
当社の電池が今後、基幹部品になることで、石巻や県内に、電池から派生した産業が生まれ、この電池を使った製品が広く利用されることが理想と考えています。

当社の事業は、防災・減災製品の製造と販売なので、災害時にバックアップ電源となるこの電池は、その目的に合致しています。また、東日本大震災で大きな被災を受けた石巻だからこそ、この製品を生産していく意義があると思います。石巻を盛り上げたいと考えている方々と、ともに働き、社会に貢献していきたいです。

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  • 成澤 正紀さん(40歳)
  • 出身地/石巻市
  • 趣味/読書、旅行、温泉めぐり

<会社概要>

株式会社I・D・F

  • 業種/製造業
  • 業務内容/電気機械器具製造、自動車用シートカバー製造・販売、電池製造
  • 設立/平成25年
  • 資本金/1,000万円
  • 代表者/佐藤 幸太郎
  • 所在地/宮城県石巻市中島字新石湊71番地
  • 電話/0225-62-3231
  • WEBサイト/http://i-d-f.co.jp/
掲載日(平成31年1月)

求める人材像

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新事業の立ち上げ段階なので「これまでの経験を生かしながら、新しいことに挑戦してみたい」と考えている方を求めています。組織として成長段階でもあり、社風はこれから集まる社員が築きながら進化する会社です。そういうことを面白いと感じる方が当社に向いていると思います。また、製造部門では、ものづくりが好きな人が理想です。資格等は特に必要ありません。

取締役会長
山本 憲一さん