株式会社深谷農産

安易な6次産業化幻想は捨て、
しっかりとしたプロダクトを構築し、
いろいろなアイディアを実現。

代表取締役 佐藤 仁美さん

10年程前に脱サラして地元石巻で家業の農家を継ぎました。米や野菜を生産する中で、不合理なシステムや生産性の低さなど、いろいろな疑問が次々と湧いて来くるようになりました。それを1つずつ解消してきたら現在のスタイルになっていました。農業法人としては特殊な事業形態だと思います。
個人事業主から法人に切り替えたのは最近で、平成27年(2015年)の事です。震災後に作付面積が増え、事業が拡大し、野菜や果物の加工場の設備もいろいろと必要になってきたので、コンプライアンス上の保証を取れる形にしたんです。現在は、野菜を作って販売、米を作って販売、農繁期などの人出増員用の人材派遣、農機具やハウスなどを転売するリサイクル、の4事業を行っています。
前述の「野菜を作って販売」というのは、野菜を直場所で売るだけではなく、ケーキやジャムに加工してネットなどで販売する、というもので、「ベジタブルイノベーション ラルジュラッシュ」というブランド名で商品展開しています。自前の田畑を持っているって強いですよ、大抵のものは作れちゃいますから(笑)。おかげ様で、野菜を使ったムースケーキやシフォンケーキなどは、ネット予約で1カ月程お待ちいただいているほどの人気商品なんですよ。
昨年(2017年)9月にはカフェ「アナザースカイ」を石巻市内にオープンしました。コンセプトは「お友だちに自慢できる店」で、メニューには自作の野菜を使った料理をランナップしています。
ケーキでもレストランのカレーでも、朝摘みの野菜を新鮮な内に商品化して販売する、という点で6次産業ではあるんですが、安易な6次化は嫌なんです。「農家が作っているのでパッケージはダサいです」的な甘えがあっては消費者に認めてもらえないですよ。その局面で重要な部分は専門家を招いて学ぶとこは学ぶ、プロに任せるのがベストなら任せる、というやり方をしないと。プロが喜んで集まってくれる環境作りも私の重要な仕事の1つだと思っていますし。私自身のアイディアも、外から持ち込まれるリクエストもまだまだありますので、うまく実現させていきたいですね。

2017年にオープンしたカフェ。農産物のPRや新商品のマーケティングにも活用しています。

カフェ「アナザースカイ」自慢の特製シチュー。ゴロっとした野菜野菜に驚くお客さんが多いです。

店内は周辺の顧客層を意識し、あえて“農家らしさ”を省いたつくりとなっております。

<会社概要>

株式会社 深谷農産 ふかやのうさん

  • 業種/農林業、サービス(フード)
  • 業務内容/農産物の生産、ベジタブルスイーツの製造・販売
  • 設立/平成27年 
  • 資本金/30万円
  • 代表者/佐藤仁美
  • 従業員数/20名
  • 所在地/宮城県石巻市北村字小崎一17番地2
  • 電話/0225-24-6107

求める人材像

車の運転免許と長靴と手袋があればOK!ですが基本的に付け加えるなら、自分なりの短・中・長期的な目標や計画を持っている人です。当社にはパートさんでも家を建てた方が何名もいますからね。それだけしっかり稼げるということです。事業のマネジメントができる方ですと尚歓迎です。また、定年退職の高齢者の雇用も検討中です。

代表取締役
佐藤 仁美さん